全ての案件を3つにグループ分けする
こんばんは、フリです。
これからインバスケットの勉強をする人に、フリが学習して大事だと思ったポイントを残すことで役に立てるかなと思って書くことにしました(自分が勉強する前に、もしこの記事があったら勉強時間5分の1以下で済んだなぁ^^;)
インバスケットは短時間で大量の案件を処理するため時間がありません
そのため重要度と緊急度が高い案件から処理することで、得点できる案件を取りこぼさないようにすることが重要です
ずばり、インバスケットのポイントは以下です
- まずは案件を全部読む
- 全ての案件を3つにグループ分けする
(A:「重要かつ緊急」B:「重要」C:「その他」) - A⇒B⇒Cの順に解いていく
テキストによっては、マトリクスみたいなものに図示して頭を整理するとよいとか色々書いてあったけど
実際そこまでやらなくても良い気がしています
いやまぁたしかにマトリクスに書き込んだ方が整理できるんだろうけど、重要度と緊急度を分ける意味って時間がないから案件処理の優先順位をつけるニュアンスが強いので優先順位をつけるのに時間をかけてたら本末転倒じゃない?って思った
極端にいえば、全部時間内に処理できる力があるなら優先順位つける意味ないよね
(問題によっては最初に解くべき案件を3つ答えよってのもあるから、一概に無意味とは言えないけど)
重要度と緊急度を見極める
インバスケット試験では、案件ごとの重要度と緊急度を意識する必要があります
それぞれの見極め方は以下の通りです
A:「重要かつ緊急」案件の見極め方
- 即時対応しないと被害が拡大する案件
具体例:情報漏えい、誤発注処理、病院(人命)が関連する案件
- 社外からのクレーム
具体例:お客さまからのご意見、取引先からのクレーム
- 甚大な被害を及ぼす案件(部署というより全社的にヤバい案件)
具体例:外部への公表、会社運営に支障が生じるトラブル
B:「重要」案件の見極め方
- 自部署の運営に影響があるもの
具体例:競合進出、売上変化、将来的な懸念など
- 人事系
具体例:パワハラ、悪い噂リーク、相談、研修、労働基準法絡み
- 上席からの連絡
具体例:~をしてほしい、期待している等の連絡
C:「その他」案件
A:「重要かつ緊急」案件とB:「重要」案件を見極められれば、残っているのがC:「その他」案件になります
優先度一番低いので、残った時間でできるだけ多く解いておきましょう
「判断の種類」と「回答の型」
どんな学問でもどんなスポーツでも、やみくもに練習するんじゃなくて型をマスターしてから自己流にアレンジを加える流れだと思います
野球もバットの振り方教わってから素振りするよね、やみくもにバット振り回してもうまくはならない
インバスケットだって同じはずなんだけど、困ったことにネットや色んなテキスト読んでも
普段の判断の在り方が問われているから対策は難しいみたいな雰囲気のことが結構書いてあるんだよね
それも一理あるのかもしれないけど、個人的な考えとしては
試験という形式をとる以上、正解が存在するから対策できないはずはないと思ってます
で、めちゃくちゃ色々本読んだり実際に問題解いたりするうちに型が見えてきたので
これから勉強するみなさんのためにまとめておきます
正直かなりの時間とお金かけて見えてきたこともあって、有料noteとかで書こうと思ったけど
みなさんの役に立てるならまぁいいいや
「判断の種類」と「回答の型」を以下に記載します
- 条件付き承認
回答の型:以下の条件をクリアできれば承認
・~~の確認
・~~の調査 - 保留(+情報収集+事後報告)
回答の型:判断は保留、以下の情報整理を指示
・~~
・~~
情報整理後、報告し、その内容を踏まえ判断する - 延期依頼(+延期不可の場合の代替案)
回答の型:先方に期限を延長できないか調整すること
調整不可の際には、~~すること
判断の種類
インバスケットは迅速な判断が求められるってよくいうけど、肝心の「判断とは何か」が書いてません
結論としては、インバスケット上の判断とは条件付き承認、保留、延期依頼のことを指します
分かってしまえばなんてことはありませんね、たったの3つです
それぞれ簡単に説明していきます
条件付き承認
ただの承認はインバスケットではないと思って大丈夫です
(「いいよ」って言うだけの問題なんて、そもそも問題にならないしね)
ポイントは条件付きってところです
「~と~が問題ないことを確認のうえ了承」とすることで不安要素を減らして判断を行うことができます
また、条件のハードルを高くすることで実質的な却下も表現することができます
(ストレートに却下っていうと評価されないらしいです)
保留
インバスケット試験は判断をしていく試験って意識がどこかにあって、全てその場でイエスかノーを言わないといけない使命感にとらわれてしまいがちですが、判断時期を保留するという選択肢もあります
みなさん保留っていわれたらどんな印象持ちますか?
優柔不断だなとか、判断できないんだなって思う人が多いと思います
でもね、インバスケット的には保留も立派な判断の一つです
イエス、ノーを言うのと価値は同等と思ってください
延期依頼
インバスケットは設定の中で、取引先や部下や上司が、この日までに絶対判断してください!とにかくやばいんです!みたいな問題が結構あります
特に文章で書かれていると、なんとなく期限は絶対みたいな意識が働いてしまいますが、
回答者には締め切りを延期するという選択肢も実は持っています
期限を延ばせないか依頼、と回答すれば時間が稼げる(問題設定の中の話だけどね)ため
その間に情報収集をすることで正確に判断することができます
回答の型
条件付き承認
回答の型:以下の条件をクリアできれば承認
・~~の確認
・~~の調査
上記のように記載することで、簡潔かつ条件を指定して承認の判断を下すことができます
保留
回答の型:判断は保留、以下の情報整理を指示
・~~
・~~
情報整理後、報告し、その内容を踏まえ判断する
保留は立派な判断と説明しましたが、保留したからにはその後のフォローが必要です
具体的には情報収集と事後報告です
イエスかノーか判断できないのは、判断するために必要な情報が無いことが原因であることが多いので
保留したからには不足している情報を集めて報告してもらいましょう
延期依頼
回答の型:先方に期限を延長できないか調整すること
調整不可の際には、~~すること
延期を依頼するにあたり、延期が難しい場合もあると思います
そんな時、部下に対してもし延期できなかったら~することと指示してあげると部下も安心しますよね
なので、延期依頼をする際は必ず延期がダメだった時の代替案もセットで指示するようにしましょう
まとめ
インバスケット試験について、ポイントをまとめてみました
これから勉強する方はよかったら参考にしてください!
ちなみにフリはインバスケットの基礎を「究極の判断力を身につけるインバスケット思考」で学びました
インバスケットの概要が簡単にまとめてあり、インバスケットの理解が深まると思います
何から手を付けていいか分からないという方は、まず本書を一読することをおすすめします
ではではっ
- 全ての案件を以下3つのグループに分類し、A⇒B⇒Cの順に解いていく
A:「重要かつ緊急」、B:「重要」、C:「その他」
- 判断の種類はたったの3つ
条件付き承認、保留、延期
- 回答の型を意識する