【湖池屋vsカルビー】ポテトチップス論争に終止符を!~歴史からカロリーまで徹底比較~

湖池屋とカルビー、あなたはどっち派?

ついつい食べたくなってしまうポテトチップス
言わずと知れた、子どもから大人まで楽しめる国民的なおやつですね

ポテトチップスの会社といえば、湖池屋とカルビーが頭に浮かびます

同じポテトチップスでも、湖池屋とカルビーで結構味わいが異なることから
チーム湖池屋とカルビー軍団、二大派閥に分かれ、日夜壮絶な論争が繰り広げられています

今回はポテトチップスの二大派閥(湖池屋vsカルビー)の論争に終止符を打つべく、
湖池屋とカルビー、それぞれの歴史からカロリー、味わいに至るまで徹底的に比較します

企業の歴史~日本初はどっちだ~

湖池屋とカルビー、名前は多くの人が知っていますが企業の歴史については
あまり知られていないかもしれません

例えば、日本初のポテトチップスは湖池屋とカルビーどちらが先に発売したのでしょうか

湖池屋とカルビー、それぞれポテトチップスに視点を置いて企業の歴史を紐解いていきます

湖池屋

HPがカッコいいですね・・!料亭や職人を感じさせるような雰囲気です

ちなみに、湖池屋の名前の由来は、創業者の「小池和夫」の出身地が長野県で、大きな湖の「諏訪湖」にあやかり諏訪湖のように会社を大きく成長させたいという想いから、小池の「小」を「湖」としたようです

Q:湖池屋の社名の由来はなんですか?
A:創業者の小池和夫は長野県諏訪地方の出身で、ここには大きな湖『諏訪湖』があります。会社設立にあたり、諏訪湖のように会社を大きく成長させたいとの願いを込め、小池の「小」の字を諏訪湖の「湖」に変えて湖池屋としました。

ポテトチップスに絞って、大まかな歴史を以下に抜粋しました

1953年  ㈱湖池屋創業
1962年  「ポテトチップス のり塩」発売
1967年  日本で初めてポテトチップス量産化に成功

※出典:湖池屋HPより

1962年に「ポテトチップスのり塩」を発売しており、5年後の1967年には日本で初めて量産化に成功と記載があります

カルビーの発売時期が気になりますね、1962年よりも早く発売していたのでしょうか
それとも・・・

カルビー

「掘りだそう、自然の力。」がキャッチフレーズのカルビーです
キャッチフレーズからも素材にこだわる姿勢が伺えますね

カルビーという名前の由来は、健康に役立つ商品をつくるという想いのもと、カルシウムの「カル」とビタミンB1の「ビー」を組み合わせて「カルビー」としたようです

Q:カルビーの社名の由来は何ですか?
A:カルビーの社名はカルシウムの「カル」と、ビタミンB1 の「ビー」を組み合わせた造語です。カルシウムはミネラルの中でも代表的な栄養素、ビタミンB1 はビタミンB群のなかでも中心的な栄養素です。1955年、みなさまの健康に役にたつ商品づくりをめざして名づけました。

1949年  前身となる松尾糧食工業(株)を設立。
1955年  カルビー製菓(株)に社名変更
1973年  社名をカルビー(株)に変更
1975年  ポテトチップス発売

※出典:カルビーHPより

湖池屋が1962年に日本初のポテトチップスを発売してから、13年後にカルビーが後を追いかけるようなかたちでポテトチップスを発売しています

13年って結構な差ですよね、すぐに対抗して商品を開発しなかった理由が気になります
それほど当時は商品開発が難しかったのでしょうか

歴史を紐解くと、湖池屋の方がポテトチップスの先駆者であることが分かりました

日本のポテトチップスの歴史は、湖池屋から始まったわけですね

カロリー~ポテトチップスのカロリーはハンバーガー1個ちょっとと同じ~

ポテトチップスのカロリーはどのくらいなのでしょうか
のり塩、うすしお、コンソメと代表的な3種類を選定して、ポテトチップスのカロリーを比較してみました

調べてみて意外だったのですが、種類による顕著なカロリーの差はありませんでした
約330~340kcalの範囲で収まっていました

味が強めのコンソメがダントツで一番カロリー高いと思っていましたが、
のり塩が僅差で一番でした(ほんの数kcalですが)

ちなみに、同じくらいのカロリーの食べ物を調べると、ハンバーガーのカロリーが約300kcalでした
ポテトチップス1袋(60g)は、ハンバーガー1個ちょっと食べるのと同じくらいということですね

味~湖池屋とカルビー、それぞれの特徴~

前項まででポテトチップスの歴史やカロリーをまとめてきましたが、なんといっても味が重要ですよね

好みが分かれるところです

表にまとめてみました

結果、両方とも美味しかったです(すみません)

ただ、あえて書くのであれば以下のようなイメージに分けられると感じました

湖池屋のポテトチップス

湖池屋のポテトチップスのイメージ

  • 1枚1枚、素材を感じて味わいたい
  • 少人数でゆっくり食べる時

素材を感じて、ゆっくり味わいながら食べたい時にぴったりかもしれません

チーム湖池屋の方へ


また、湖池屋はじゃがいも心地というシリーズも発売しています
食感がさらにしっかりとしていて、湖池屋らしさが前面にでています


カルビーのポテトチップス

カルビーのポテトチップスのイメージ

  • お菓子特有のジャンキーな感じを楽しみたい
  • 大勢でわいわい食べる時

みんなで盛り上がる時に、是非ほしいですね

カルビー軍団の方へ


湖池屋のプライドをかけた、その名もプライドポテトシリーズ

湖池屋から、ポテトチップス創業企業の威信をかけてつくった商品が発売されています

その名もプライドポテトシリーズです

正直めちゃくちゃ美味しいです、おやつというより、もはや一品料理のような感じさえします
あまりに美味しくてチーム湖池屋に染まりそうです


ちょっと異色な「芋まるごと」

食塩不使用ということで、芋そのものの味に如何に自信があるかを表していると感じます

塩気がなく、芋そのものの甘さが際立ちます
ホントにThe・芋という感じで、めちゃめちゃ美味しいのですが、ひとつ注意点が・・・

びっくりするほど止まりません!

普通のポテトチップスだと食べてるうちに、口の中がしょっぱくなって飲み物で一息ついたり
満腹感に繋がったりするのですが、如何せん塩気がないため、無限に食べ続けられてしまいます

まとめ

今回は、ポテトチップスの二大巨頭、湖池屋とカルビーについて
企業の歴史からカロリーなど徹底的に比較をしてみました

どちらも甲乙つけがたく、気分や好みで食べ分けていきたいですね

ではではっ

おまけ~生みの親はクレーマー?!意外と知らないポテトチップスの歴史~

ここからは、おまけの雑学になります
興味のある方はポテトチップスの歴史を一緒に見ていきましょう

日本におけるポテトチップスの歴史は、上述の通り1962年湖池屋から発売されたのり塩から始まるのですが、世界に目を向け、ポテトチップスの起源や歴史・由来を追ってみます

ポテトチップスの起源や歴史について

諸説あるようですが、最も一般的に認知されている説は1853年にアメリカのニューヨーク州サラトガ・スプリングズにあるレストランが起源となっているというものです

1853年・・・今から約170年も前の出来事だったんですね
この時日本は江戸時代です、歴史を感じます

お菓子屋さんではなく、レストランというのも驚きですね
何故レストランでポテトチップスが生まれたのでしょうか

レストランで起きた、シェフとクレーマーの闘い

ポテトチップスの起源となったレストランに、あるお客さんが来ました

(一説によれば、このお客さんは大富豪コーネリアス・ヴァンダービルト(「鉄道王」と呼ばれる人)のようです)

お客さんが「フライドポテトが厚すぎる!!」と文句言い、シェフは何度も作り直して薄くしていったのですが、文句(というよりもはやクレーム)は続きました

うんざりしたシェフは、フォークで刺せないくらい薄くスライスして逆に困らせようと密かに仕返しを考えました

ところが、このとても薄くスライスしたフライドポテトをお客さんは大いに喜び、なんとレストランのメニューとなりました

この料理の評判が広まり、今のポテトチップスに繋がっていきます

その後、約100年の時を経て、日本では湖池屋が1962年に日本初のポテトチップスを発売しました

おまけのまとめ

ポテトチップスは1853年にアメリカのレストランで起きたお客さんのクレームから生まれたものでした

世の中、何が発明に繋がるか分からないものですね

ではではっ


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