【成長期を経て成熟期へ】日本のGDPに一喜一憂する必要がない理由

日本のGDPはずっと横ばい傾向

2020年2月17日に内閣府が発表したデータによると日本のGDPが年率-6.9%となったようです

メディアでは毎年のように日本のGDPが横ばいであり、新興国と比べてずっと経済成長が止まっていると報道されていますが、果たしてGDPが伸びないことが日本にとって本当に重要なことなのでしょうか

結論から言えば、もちろんGDPが伸びることに越したことはないのですがGDPが伸びていないからという理由だけで、そこまで悲観的にならなくてもよいのではないかと考えています

そもそもGDPとは、国内総生産のことで、簡単にいうと国が経済的にどのくらい成長しているか(=儲けているか)ということです

GDP=身長の伸び率

GDPは人間で例えると身長の伸び率と言い換えられると思います
国は誕生してから経済発展を重ねて成長していきますが、その過程は人間の成長と同じで、人間も生まれてから年齢とともに身長が伸びていきます

思い返せば、特に成長期の間は毎年身長がどのくらい伸びたか、一喜一憂していたような気がします
しかし今、大人になっても身長の伸びを気にする方がどれだけいるでしょうか

言い方を変えれば、身長の伸びよりも、もっと大切な精神面の成熟などに意識が変わっていると表現できそうです

実は先進国はみんな横ばい

内閣府が公表している主要国の名目GDPの推移情報通信白書を見ると、日本だけでなく米国を除く先進国は総じてGDPが横ばい傾向であることが分かります

メディアで日本だけ取り上げられて報道されると、さも日本以外は成長し続けていると錯覚してしまいますよね

成長期はいつまでも続かない

ほとんどの人はずっと身長が伸び続けることはありません
どこかで成長期が過ぎ、身体的な成長から精神的な成熟にシフトしていきます

国も同じで、ほとんどの国はある程度まで順調に身長(=GDP)が伸びますが、成長期を経て伸びが落ち着いて来たら精神的(=幸福度)などの成熟を目指すべきなのではないでしょうか

日本においても、戦後の高度経済成長というまさに成長期を経たことで、成長よりも成熟度(=幸福度)を重視すべきではないかと考えています

考え方はそれぞれですが、そんな考え方があっても良いのではないでしょうか

ではではっ