日本電信電話の概要
日本人で知らない人はいないですね、通信業界の頂点に君臨する企業です
その歴史は古く、元を辿れば日本電信電話公社(いわゆる電電公社)と呼ばれる国有企業でした
その名残は今でも色濃く残っており、現在も筆頭株主は財務大臣となっています
そして、同社の創出する配当金は、当然筆頭株主である財務大臣(要するに日本国)にも入ります
国家予算にも組み込まれているため、多少の減配はあるかもしれませんが無配となることは考えにくく、非常に安定している銘柄といえます
国家戦略として通信網を整備していたため、純民間企業では到底太刀打ちできないような圧倒的なワイドモートを有しています
投資銘柄としても非常に魅力的で、永久保有銘柄に成り得ると考えています
財務分析
財務基盤を各種数字から読み解いていきましょう
売上高および利益等
まず売上高、利益は以下のようになっています
売上高は安定して10兆円以上を推移しています、売上高だけでも凄まじい企業体力が垣間見れますね・・!
利益も非常に安定しており、1.2~1.6兆円を推移しています
盤石すぎる財務基盤を有していることが、数字上でも確認することができます
各種キャッシュフロー
続いて各種キャッシュフローについても確認していきます
営業CFが安定してプラス域を推移しており、フリーCFも極めて安定しています
キャッシュフローの観点から見ても、抜群の安定性が確認できます
配当金、FCFPS
配当金の推移は以下のようになっています
増配傾向であり、綺麗な上昇曲線を描いていますね
※NTTのHPより
配当性向も30~40%を推移しており、増配余力も十分で安心できます
FCFPS(念のためにキャッシュフローベースの配当性向)も確認しておきましょう
FCFPSは以下となっています
32.5%とこちらも増配余力が十分にあることが分かります
現在の利益水準に対して、過度な配当ペースでなく極めて安定している様子が分かります
まとめ
NTTは元々国有企業でした
他社の追随を許さない圧倒的な通信網を所有しており、日本国内の企業でも有数のワイドモートを築きあげています
そして、安定的なキャッシュフローを背景に適度な配当性向を維持しながら
増配や自己株式取得など株主還元にも積極的な姿勢を見せています
あらゆる角度から分析を行った結果、
NTTは極めて安定した財務基盤、事業環境を有していることが分かりました
今後も株主に安定的な利益還元を行ってくれる期待が持てますね
永久保有銘柄の候補にいれたいと考えています
参考になれば嬉しいです!
ではではっ