【配当再投資戦略】シーゲル流の投資スタイルと複利効果の威力【再現性重視】

シーゲル流の投資スタイル~高配当バリュー株に配当再投資を行う~

市場には景気サイクルが存在し、大きく4つの局面があります 

以下の記事では、それぞれの局面ごとに輝きを放つセクターを紹介しました

それでは、局面ごとに適したセクターを選べば、どの局面でもリターンをあげることができるでしょうか

残念ながら、実際にはうまくいかないことが多いです

何故なら、誰もが同じことを考えているため
様々な思惑が市場や株価に影響を及ぼし、予測不能な動きとなることが多いからです

では、市場の景気サイクルを踏まえたうえで
最もリターンが大きいセクターはどこになるのでしょうか

色々な議論や考えがありますが、ジェレミー・シーゲルは「株式投資の未来」にて
トイレタリー・ヘルスケア・エネルギーと結論付けています

ジェレミー・シーゲル曰く、キャピタルゲインだけではなく、
インカムゲインがもたらすリターンの重要性にもっと目を向けるべきということです

キャピタルゲインとインカムゲイン

株式投資のリターンには大きく分けてキャピタルゲインインカムゲインがあります

  • 【キャピタルゲイン】
     購入時の株価と売却時の株価の差から得られるリターン
  • 【インカムゲイン】
     配当など継続的かつ安定的に得られるリターン

簡単に説明すると、買った株を売るときに得られるリターンがキャピタルゲイン、
買った株から継続的に得られる配当などがインカムゲインにあたります

ジェレミー・シーゲルとは

ジェレミー・シーゲルはペンシルベニア大学ウォートンスクールの教授であり、著名投資家の一人です

投資家の方であれば、知らない人はいないほどの有名人ですね

ジェレミー・シーゲルの名著「株式投資の未来」では、過去50年に及ぶ膨大なデータを基に市場を徹底的に分析し最もリターンが大きかったセクター(業種)はトイレタリー(生活必需品)、次いでヘルスケア(医療・医薬品関係)、3番目にエネルギーと結論付けられています

著者のシーゲルの株式投資のスタイル、いわば配当再投資戦略は非常に有名ですね
今なおシーゲル流を多くの人が実践しています

あまりシーゲル流の株式投資に馴染みが無い方向けにポイントだけ説明すると
シーゲル流の株式投資とは、すなわち以下を重視した投資スタイルです

  • 高配当かつバリュー株(高配当な割安株)に投資
  • 配当を再投資して、加速度的に資産を増やす

フリも投資戦略フェーズ2では、
永久保有銘柄を購入し、毎年得られる安定的な配当を再投資する投資スタイルを取る予定です
(ポートフォリオの一部は、成長が期待される銘柄に充てる予定です)

シーゲル流に近い投資スタイルとも言えそうです

配当再投資戦略~再現性の高い投資法~

投資を行うにあたり、様々な投資スタイルがあります

考え方や置かれている状況による部分が大きいため正解も不正解もありません 

ただ、その中でも配当をひたすら再投資する投資スタイル、すなわち
配当再投資戦略は非常に再現性の高い投資戦略の一つだと考えられます

もちろん、配当再投資戦略を実践する場合も市場の景気サイクルの波にのまれることが予想されます

しかし、永久保有銘柄を購入し、毎年得られる安定的な配当を再投資する投資スタイルは
景気サイクルが不況期に突入する時でも、配当が有する隠れた効果(衝撃緩和・加速装置)が輝くため、心理的に継続しやすいと考えています

「株式投資の未来」は投資家にとっては必読の名著です

個人的には、目次を一読するだけでも著者の伝えたいことをある程度把握できてしまうところが
本書の名著たる所以だと感じています(良いのか悪いのか・・・)

おすすめは個別銘柄ではなくETF

万人におすすめできるのは、個別銘柄への投資ではなくETFなどのインデックス投資です
手軽かつ十分すぎるほどのリターンを享受できるからですね

投資の最適解の一つと謳われる所以だと思います

一方で、インデックス投資の唯一にして最大のデメリットは、資産形成までに時間がかかってしまうことだと考えています

フリは人生の時間を考慮して、投資フェーズ1では個別銘柄へ集中投資を行っています
個別銘柄への集中投資はリスクとリターンを最大化させる効果を持ちます)

まとめ

今回は、市場の景気サイクルを考慮しても、株価予測は困難であるという前提のもと
再現性の高い資産形成方法である配当再投資戦略を紹介しました

シーゲル流と呼ばれることが多い投資スタイルで、
高配当バリュー(割安)株へ配当を再投資する投資法になります

さらに付け加るならば、個別株ではなくETF(例えば、VOOやVYM等)を選定することで
リスク分散を行いつつ、十分すぎるリターンを得ることができると考えています

参考になれば嬉しいです

ではではっ