ETFとは
ETFとは、一言で説明すると投資の王道である分散投資が自動的にできる代物です
フルーツバスケットが果物単体ではなく1カゴ単位で購入するのと同様に、
ETFは個別銘柄単体ではなく1セットとして購入することができます
通常は個人で様々な銘柄を購入し、保有割合が偏らないように適切に管理することで
リスクバランスの取れたポートフォリオをデザインしていきます
しかしながら、ポートフォリオの管理は、多くの人にとって手間がかかることや心理的な負荷がかかる(不調な銘柄の買い増しや好調な銘柄の売却など)ことから、容易ではないことが考えられます
ETFは上記の管理を自動で行ってくれる側面があり、大きなメリットの一つですね
非常に手軽に投資の王道である分散投資を行うことができます
デメリットは、あえて言うならば手数料(経費率)がかかることですが
メジャーな商品であるVT・VTI・VOOなどは経費率が0.03%です
これは100万円分を購入しても手数料は300円程度ということを意味します
素直にすごいと感じます、破格の安さと言ってもよいのではないでしょうか
これだけリスク分散(しかも自動リバランスもしてくれる!)で
0.03%の手数料となっているのは、逆に感謝したいくらいですね
ETFは非常に多くの商品があり、それぞれ特徴があります
調べれば調べるほど、種類の多さに驚きます
しかし、投資の最適解と呼べるような商品はあまり多くはありません
(もちろん個人的な好みもあるため、一概には言えませんが)
おすすめのETF
ずばり、フリが自信を持っておすすめできるETFは以下の商品となります
- The・王道:VT・VTI・VOO
- 安定高配当:VYM
その他、QQQとかVIGなど、魅力的な商品を挙げればキリがないのですが
市場サイクルがどんな局面にあっても安心して投資ができるという点を重視しています
個性的な銘柄は数多くあるものの、
上記に挙げた銘柄は王道中の王道と呼べるものばかりではないでしょうか
今回は、その中でも安定高配当と位置付られるVYMについて紹介します
VYMは安定高配当ETF~成長する債権~
SBI証券より
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- 銘柄分散数:約400銘柄
- 配当利回り:約3%
- 経費率 :0.06%
つまり、VYMを1つ購入することは
約400銘柄の高配当銘柄を少しずつ購入することと同義ということです
パフォーマンスも安定しており、特にコロナショックが記憶に新しい暴落局面でも
その鉄壁の安定性が光っています(チャートからも安定的であることが読み取れますね)
その安定性からVYMは成長する債権と表現できるのではないでしょうか
経費率は0.06%であり、VOO等の0.03%と比較すると高く見えてしまいますが
100万円あたり300円の差であるため、高配当という特性を加味すると
あまり気にしなくてもよい水準だと考えています
VYMとHDVの比較~各指標ごとの比較~
よく比較される銘柄にHDVというETFがあります
VYMとHDVで顕著な差はないものの、以下の比較によりVYMの方が安心して保有できると考えています
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- トータルリターン:VYM>HDM(設定日が異なるが、総じてVYMに軍配があがる)
- 下落耐性 :VYM≧HDV(コロナショック時の比較、差は約2%程度)
- 配当利回り :VYM<HDM(VYM:約3%、HDV:約3.5%)
- 銘柄分散数 :VYM>HDM(VYM:約400銘柄、HDV:約80銘柄)
- 経費率 :VYM0.06%、HDV0.08%
VYMとHDVは、高配当ETFの代表銘柄としてよく比較されるが多いですね
もはや好みの域であると考えていますが、あえておすすめとして挙げるのであれば
トータルリターンと銘柄分散数の観点からVYMが良いのではないかと考えます
まとめ
今回は安定高配当ETFであるVYMについて紹介しました
数あるETFの中でも特にVYMは、その鉄壁の安定性から成長する債権と表現できそうです
ETFは投資の王道である分散投資とリバランスの管理を自動的に行ってくれる代物ですので
うまく活用していくことで資産形成の一助と成り得ると考えています
参考になれば嬉しいです
ではではっ