【残酷な時代】庶民がとるべき行動とは

たった一つの数式で表される残酷な現実

r>g

一つの数式が世間に大きな衝撃をもたらしました
トマ・ピケティ氏は「21世紀の資本」で、たった一つの数式を用いて資本主義の残酷な事実を明らかにしました

「r」は投資のリターン「g」は経済成長率(労働の対価)の略であり、この数式の意味するところは、労働によって得られる富よりも投資によって得られるリターンの方が常に上回るということです

つまり、富める人(富裕層)は投資などの資産運用で労することなくますます資産を拡大し、対して労働者はどんなに頑張っても格差は縮まるどころか拡大する一方であるという事実を表しています

では、一体どのようにすれば、労働者である私たちはこの時代を乗り切ることができるのでしょうか

結論から言うと、投資などの資産運用を行い”r”ではなく”g”を享受する側に回ることです
少額からでも資産を運用することで、”労働者”側から”投資家”側に移ることができます

複利の魔法を味方につける

投資家になることは、決してギャンブラーになることではありません

どうしても日本では投資=ギャンブルという間違ったイメージがあるため誤解を生みやすいのですが
健全な投資は、ある程度確実にリスクを低減させ、ゆっくりかつ着実に私たちの資産を増やすことができます

ポイントになるのは”複利”の力です
資産運用で増やしたお金を再度資産運用に回すことで、雪だるま式にお金が増えていくのです
お金がお金を呼ぶが如く、どんどん増えていく様はまさに魔法のようで、相対性理論で有名なアインシュタインは複利を「人類最大の発明」と表現しています

歴史を振り返れば、米国の市場における過去200年の平均リターンは約6~7%程度となっており、確実に資産を増やすには有効な選択肢の一つになります

資金を生み出す3つの方法

投資を行うには、当たり前ですが資金が必要です
資金を生み出すためには以下3つの方法があります

  • 収入の最大化
  • 支出の最小化
  • 堅実な資産運用

収入の最大化

収入の最大化と聞いて真っ先に思い浮かぶのは昇進や出世があります
また、昨今働き方改革で残業規制が高まっていますが、残業をするというのも一つの手段ですね

その他、副業などを行い現在勤めている会社以外の収益源を確保することも選択肢のうちの一つです
昇進や出世が以前よりも厳しくなっている現況では、会社内での地位向上よりもある意味手軽かつ確実かもしれません

具体的には、土日のどちらかに日給1万円の副業を行えば、毎月4万円を投資に回せることになります

支出の最小化

支出を抑えるために効果的なのは、固定費の削減です
代表的な例としては住宅ローン・家賃・通信費などが挙げられます

特に通信費に関しては見直しが手軽で大きな効果が見込めます
例えば、大手キャリア(月7千円)から格安SIM(月2千円)に乗り換えた場合、生活にあまり大きな影響を与えず毎月5千円程度の余剰金を生み出すことができます

堅実な資産運用

インデックス投資を代表とする堅実な投資法を学び、上述した方法で生み出したお金を消費に回すのではなく、再度資産運用に回すことで複利の力を最大限に享受することができます

まとめ

資本主義社会はある意味、格差を許容するシステムです
トマ・ピケティ氏が唱えた数式「r>g」は、労働者である私たちに残酷な現実を明らかにしました

しかし、日々の生活を工夫し、生み出した余剰資金を消費することに使うのではなく資産運用に回すことで”r”(労働者)から”g”(投資家)側に行くことできます

この事実を知るか知らないかで、人生が大きく変わるといっても過言ではないように思えます

フリも少額ではありますが、今後もコツコツ投資を行っていきます

ではではっ