【王者の特権】「No.1」がもたらす絶大な効果【同質化戦略】

「No.1」の称号がもたらす絶大な効果

どの業界でもNo.1の王座に輝く企業がいます
「No.1」と「それ以外の企業」は見える景色、戦略等すべてが異なります

今回はNo.1という称号がもたらす効果について書いていきます!

ブランド力(安心感、信頼性)の強化

No.1というブランドが王者をより王者にたらしめます
自動車業界であればトヨタ、通信業界であればNTT等
一度王者になれば「あの企業がやることなんだから変なサービスではないだろう」と無意識のうちに安心感を与えています

例えば、トヨタと無名企業が全く同じ性能・金額、全く同じ外観の自動車を発売したとします

恐らくみんな(たぶんフリも)トヨタで購入する人が多いと思います
無意識のうちに、トヨタで買えば安心だろう、何かあっても保証してくれるだろうと
漠然とした安心感が生じているからです

このようにNo.1がもたらすブランド力(安心感、信頼性)は十分に付加価値としての機能を持ち、存在そのものが他企業との差別化に繋がるのです

同質化戦略効果の最大化

また、王者のみに許された特権として、同質化戦略の最大化が挙げられます

同質化戦略とは、平たく言えば真似をするということで、他の企業が先行して行ったことを真似することで差別化をキャンセル(無効化)することができます

同質化戦略を王者(No.1企業)が行うと、差別化の無力化に加えて、まるで王者が始めたことのように見えてしまう効果があるのです

・・・最強ですよね

では、2位以下の企業はどうすることもできないのかというと、ちゃんとした戦略があります

フィリップ・コトラーが提唱した競争地位戦略では、王者であるリーダーの戦略のみならず、2位以下の企業についても、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーと区分を分けて、それぞれ取るべき戦略を提示しています

まとめ

今回は、No.1がもたらす効果についてまとめてみました
結論としては、No.1はブランド力特権(差別化のキャンセル)が使えるため非常に有利ということです

普段の生活でも、このような視点を意識すると結構面白いですよね

銘柄選びの際、参考になれば嬉しいです!

ではではっ