三菱商事は日本の総合商社トップに君臨する企業
三菱商事は日本で五大商社と呼ばれる総合商社の中でトップに君臨する企業です
その歴史は古く、過去の歴史を紐解くと坂本龍馬が設立した海援隊の流れを汲んでいるようです
教科書に出てくるレベルの歴史を有していますね
投資銘柄としても非常に魅力的で、永久保有銘柄に成り得ると考えています
今回は、三菱商事についてまとめてみました
三菱商事の概要
商社とは、一言でいうと何でも屋です
その事業領域の広さから、インスタントラーメンからロケットまでと表現されたりします
また、意外と知られていませんが、私たちの生活に馴染みのある企業が商社の子会社だったりします
例えば、コンビニ大手のローソンやケンタッキー等、私たちが普段よく目にする企業も実は三菱商事の子会社です
また、TOPIX Core30にも選ばれており、日本を代表する企業の一つです
事業成長サイクル
※出典:三菱商事中期経営戦略より
三菱商事の成長戦略が凝縮されたスライドになっています
成長の芽を見つけて育て、成長の柱とし、そして成長が見込めなくなったら大胆に入れ替えを行う
なんだか株式投資にも通じるところがありますね
特に、収益の柱であっても新たな成長の柱候補に入れ替えという部分に、業績向上に対する積極性を感じることができます
財務分析
続いて、三菱商事の財務基盤を見てみましょう
キャッシュフローの状況
※出典:三菱商事決算資料より
フリーCFはプラス域を推移しています、安定的に利益創出できていることが伺えます
しかし、油断は禁物です
商社は事業特性上、一般的に景気敏感株に分類されます
景気敏感株とは、その名の通り業績が景気に左右されやすい性質があります
現在コロナショックにより多くの企業が甚大な被害を受けているので業績は注視する必要があります
ただ、景気が良い時と悪い時を繰り返すサイクルがあることを考慮すると、
実は投資するタイミングとしては、逆に業績が下降トレンドの時の方が良いと考えることもできます
累進配当施策
※出典:三菱商事中期経営戦略より
三菱商事の株主還元に積極的です
その中でも特筆すべきは累進配当を掲げていることです
累進配当とは、減配しないことを約束していることと同義です
つまり、増配を基本として最低でも現状維持を行うことを明言していることになります
この累進配当を明言している企業は、日本国内のあらゆる上場企業の中でも
本当に一握りの銘柄しか存在しません
株主としては非常に安心できますね
配当推移
※出典:三菱商事決算資料より
グラフから読み取れるように増配傾向が続いていますね、累進配当をしっかり実行しています
特に注目すべきはコロナで不透明な状況の中でも増配の見通しという部分です
配当性向も30%台を推移しており、増配余力も十分にあることが分かります
チャート分析
※出典:SBI証券より
コロナにより市場全体が下落する中で、三菱商事も下降トレンドです
一方、配当利回りは約6.0%まで上昇しており、累進配当を掲げている点を踏まえ、長期的な視点でみると絶好の買い場と捉えることができます
まとめ
今回は三菱商事についてまとめてみました
国内の五大商社の中でトップに君臨し、さらに累進配当を掲げる等、株主還元の姿勢も積極的です
参考になれば嬉しいです
ではではっ