【業績の全てを左右する】投資家が注目するべきビジネスモデルとは【ワイドモート】

最強のビジネスモデル

利益率が高く安定的に成長する企業には、ワイドモートと呼ばれる強みを持っています

(ワイドモートとは、簡単にいうと参入障壁のことであり、敵陣に攻め込まれないようにお城の周りを囲う堀をイメージした言葉になっています)

このワイドモートを持つ企業は競争原理が働かない、いわゆるブルーオーシャンで企業活動が行えるため、非常に高い利益率を誇っています

ワイドモートにもいくつか種類があるのですが、その中でも特に最強と思われる以下2つのビジネスモデルを紹介していきます

  • プラットフォーマ―
  • 既得権益(市場独占型)

プラットフォーマ―

一度プラットフォームを築き上げてしまえば、ユーザーの流入が更なる流入を呼ぶようになり、拡大路線が約束されるビジネスです

さらに、プラットフォーム内では王様なので、効果的に収益をあげることができます
一度覇者になれば、ある程度の企業成長が確定することになります

(ただし、当然多くのプラットフォーマ―が覇者を目指すため、覇者となる企業の陰には多くの敗れた企業の姿があります・・)

具体的には、いわゆるGAFAや楽天・ヤフーのような企業が思い浮かびます

GAFA

GAFAとは、G:グーグル(アルファベット)、A:アップル、F:フェイスブック、A:アマゾンという誰でも一度は聞いたことがある超大企業の略称です
このGAFAの詳細な紹介は別記事に書きますが、いわゆるプラットフォーマ―として世界のデータを事実上独占しています

楽天・ヤフー等

日本に目を向けると、プラットフォーマ―としては楽天・ヤフーが挙げられます
いずれも自社のプラットフォーム内では王様の位置づけで、超効率的な企業運営を行うことが可能です

既得権益(市場独占型)

法律や歴史的な背景を理由に、ある意味合法的に実質独占を許されている一部の企業が存在します
いわば強制的に創られたブルーオーシャンの中を優雅に泳いでいる企業で、競争原理が働かない極めて恵まれた環境の中で企業を運営していると言えます

何故そんなことを許しているのか、ちゃんとした理由があります
災害時や異常事態の時に日本国として迅速に対応あるいは未然防止を行うために内閣府により指定公共機関が選定されており、法律である意味保護下に置くことで、いざという時に国民が困らないようにしているのです

テレビ業界(放送免許)

テレビなど、放送業界は放送免許を与えられている事業者しか放送を行うことはできず、免許交付のハードルは事実上新規の参入が不可能なレベルに設定されています

新規参入がないため、事業も安泰・・・のはずだったのですが、
技術革新によりワイドモートが音を立てて崩れ始めています

YouTubeなどの別プラットフォームの誕生により、テレビというプラットフォームが衰退を始めたからですね

今後どのように変化していくのか、非常に興味深いです

インフラ系【通信・電気・ガス・鉄道】(地理的独占)

それぞれの地域に莫大な設備を持ち、これからの新規参入が事実上不可能な業態を有しています
地理的独占という表現がしっくりくるでしょうか、非常に強力なワイドモートです

まとめ

今回はビジネスモデルの中で注目されるワイドモートの中でも、特に強力なプラットフォーマー既得権益(市場独占型)を紹介しました

投資銘柄の選定時に、参考になれば嬉しいです

ではではっ