フリは投資戦略を3つのフェーズに分けて考えており、
投資戦略フェーズ2で購入を予定している銘柄は以前の記事で紹介した5つの銘柄です
今回は、暴落時に買い増ししたい日本国内における市場独占型の企業群(銘柄)を紹介したいと思います
上記の5つの銘柄も多く含まれています
これは、日本企業の中でも最強に分類される市場独占型の企業は
永久保有銘柄の要素(超安定+高配当)を兼ね備えることが多いためです
上場している企業は無数にありますが、どんな局面(特に株価が下落する場面)でも
安心して投資できる優良企業はほんの一握りしか存在しないと考えています
市場独占型企業~競合がいない(あるいは極少数)市場で戦う最強の企業群~
企業がサービスを提供するにあたり、ほとんどの分野には競合他社が存在します
競合が多ければ多いほど、多くの企業が淘汰され、優秀なサービスを提供できる一握りの企業が覇権を取ります
しかしながら、視野を広げて日本企業を見渡すと
競合が実質存在しない、あるいは存在してもごく少数であり寡占状態となっている分野があります
今回はそんな特権ともいえる恵まれた環境で事業を行う
市場独占型の日本企業に着目してまとめてみました
独占企業が故に、株価が高止まりする場面が多く見受けられますが
暴落時に是非買い増ししたい企業群です
【完全独占】日本たばこ産業(JT)~専売公社の流れを引き継ぐ企業~
「専売」公社の流れを引き継ぐ企業です
国内で、たばこ事業を営む企業は他に存在しません
たばこ聞くと、斜陽産業というイメージや市場が縮小傾向というイメージがあります
確かに国内だけに視点を置けばその通りなのですが、
世界に目を向ければ、特に新興国においてはまだまだ市場は拡大傾向にあります
さらに、これからあえてたばこ事業に参入しようとする企業は多くは無いと考えられます
また、たとえ参入を試みたところで、既存企業の圧倒的なブランド力と桁違いの技術力が
圧倒的な参入障壁となることから、新興企業が市場を奪取することは難しいのではないでしょうか
あえて欠点を挙げるならば、長年増配を続けているが故に
配当性向が極めて高くなっていることが懸念点です
2021年2月、減配のアナウンスが行われ、今後は配当性向75%を目安とすると公言されましたね
引用元: JT 2020年度決算レポート
減配前の水準で配当を維持することは長期的には難しいことが予想されたため、
ある意味健全な経営判断だと考えています
減配のアナウンスはネガティブなニュースとなるため、
今後一時的に株価が暴落する局面が訪れると考えられます
しかし、無配となることは考えにくく、上述したように
独占企業である特徴を考慮すると、暴落の局面は絶好の買い増しチャンスと捉えることもできそうです
暴落局面が訪れた時に、大胆に買い増しできるよう
今の内から準備しておきたいですね
【国内最強】日本電信電話(NTT)~元国有企業、通信業界の絶対的王者~
正確に言うと市場「独占」ではないですが、寡占状態にある通信業界の絶対的王者です
元々、国有企業であり莫大なインフラ設備を有します
昨今、通信業界にはMVNOなどの新規参入が目立つため、
そのうち牙城が崩れるのではないかと考える方もいるかもしれません
実は新規参入企業の多くは、NTTの設備を間借りしていることがほとんどであり、
設備の使用料をNTTに支払う必要があるため、NTTの収益構造が崩壊することは考えにくいです
【実質独占】日本取引所グループ(JPX)~「東証」そのものに投資をする~
多くの企業は栄枯必衰であり、自然淘汰を繰り返しながら社会は成長を続けます
東証に上場する多くの企業も同様に新規上場や上場廃止等が繰り返されます
しかし、「東証」そのものは競争に晒されることはありません
株主優待を含めた配当利回りが優秀なため、暴落時に購入したい銘柄です
【地理的独占】東日本旅客鉄道(JR東日本)~元国有企業、運輸業界の覇者~
旧国鉄の流れを汲む企業のうち、東京をはじめ首都圏と言う盤石な基盤を譲り受けた企業です
首都圏から青森まで、非常に広域な鉄道網を有しており、地理的独占という特徴を有する企業です
隠れた不動産王と表現できるかもしれません
鉄道事業を経営の基盤に据えながら、経営の多角化を目指しています
ショッピングセンター、ホテル、オフィスに加え、広告業等、非常に多岐に渡る事業を行っており、
SuicaなどもJR東日本が手掛ける事業の一つですね
新型コロナウイルスの影響により一時的に業績が揺らいでいますが
盤石な経営基盤は簡単には瓦解しないと考えられます
まとめ
今回は、数ある日本企業の中から最強企業群と呼べる市場独占型の企業を紹介しました
結果的に、以前記事で紹介した永久保有銘柄候補と被る企業が多かったですね
上場している無数の企業のうち、どんな局面(特に株価が下落する場面)でも
安心して投資できる優良企業はほんの一握りしか存在しないと考えています
参考になれば嬉しいです
ではではっ